幼稚園教育要領改訂のポイントを確認し、遊びを通した保育について考えた。幼児教育の世界で捉える遊びと、一般社会や地域・家庭、小学校教育の世界で捉える「遊び」との違いを踏まえ、学ぶための教育方法としての遊びの重要性や、その充実を目指した研究会の意義を述べた。保育経験が浅い教師も含めて有意義な事例検討を進めていくために、写真を活用した事例のまとめ方を提案した。また、保育実践の質を高めるために、カリキュラムマネジメントの思考に添った記録用紙を作成し、まとめることなど、研究会の意義と成果の見通しについて示した。