札幌市私立幼稚園連合会(教員免許更新講習)「遊びの育ちを見つめる(2)」
質の高い保育実践となるためには、「保育内容の質」「保育方法の質」「保育者の質」の検討が必要である。本講演では昨日の続きとして「保育方法の質」に重点をおいて説明した。子ども主体の遊びが重要であることは繰り返し言われているところであるが、果たしてそれだけでよいのか。個の充実と集団の形成が重要であり、そのためには保育者から提案する学級活動にも工夫が求められる。遊びが園行事につながり、園行事がまた遊びの充実につながるような往還のある保育実践を創り上げていくことを、新しい学力観の考え方に基づいて述べた。