話題提供園の保育実践事例を通して、子どもはどのように表現しどのようなことを学んでいるのか、保育者は子どもの表現をどのように受け止め援助や環境を考えたらよいのか、パネルディスカッションやグループワーク、グループ発表を通して考え合い、その後、講演した。
幼児教育において、感性と表現をどのようにとらえたらよいのかを示し、旧来の小学校教育の真似をして教え込むような保育では子どもの表現が育たないことを示した。ごっこ遊びと劇的表現活動の事例から、モノや場所との関係や教材研究について、また、人とかかわる力の育ちについて、表現する力が育つためにはどのような保育実践をするべきなのかを述べた。