話題提供の2園の実践報告から、子どもの表現をどうとらえたらよいのか、創造性豊かな表現になるためにはどのような援助や環境が必要なのか、子どもはどのように自己を表現しているのかなど、グループワークとKJ法によるポスター作製、ポスター発表を通して検討した。
グループ発表についてのコメントを話題の切り口として、幼児期に重要な表現活動とはどのようなものかを講演した。特にこれからの学力観からみると、思考力や表現力等の資質・能力は重要で、表現物を評価することの危うさや、子どもの内面を捉える姿勢など、子どもの表現を捉える保育者のまなざしが重要なことを示した。ごっこ遊びや劇的表現活動の事例の中に、どのような資質・能力の育ちが見られるのかを読み解きながら、豊かな感性と表現阿賀曾比の中で育つことを述べた。