まず、杉並区立成田西子供園の5歳児の保育実践を、ビデオ視聴で参加者と共有した。友達と共通のめあてをもって遊ぶ中で、互いにイメージを出したり良さを認めながら遊びを進めていこうとする姿を育てていくことについて、恐竜づくりやドールハウスの遊びの姿から考えた。次に、学級の友達と体を思い切り動かしたり、様々な動きをすることを楽しむ姿について、学級活動の実践から考えた。実践者の願いや援助を切り口に、グループ協議をすすめる演習も入れながら、集団の中で自分を発揮する5歳児の保育の充実について講演した。過去の共有体験と保育者が提案する学級活動とが連動しながら、友だちとのつながりを深め、自分も充実していくという見通しを整理した。