初めに今日の保育現場における記録事情について概観した。次に保育記録はなぜ重要なのか、文部科学省の指導資料集などを紹介しながら整理した。次に、多様な保育記録の様式や書き方を紹介し、それぞれの様式例と特徴を示した。保育記録を書くこと、読み直すこと、記録を介した研究会をすることから、幼児理解を修正したり、援助の方向性を見いだしたり、教材研究を充実させたるすることができる。そのような記録の活用について、具体的な実践例を紹介した。最後に、保育記録は保育者のキャリアでも成長するので、保育記録を書き続け、実践力をアップすることへの期待を示した。