環境を通して行う保育の基本を確認し、具体的な保育環境の構成の仕方について、いくつかの視点から論じた。物的・空間的環境の構成について、保育室の環境と園庭の環境の考え方、人的環境としての保育者の役割などを整理した。
子どもの姿を読み取り、次の環境を構成していく具体的な事例を通して、保育の充実を図る必要性を述べた。さらに、こいのぼりの製作など活動が同じでも、ねらいによって準備する教材や製作方法が変わることや、道具の置き方で遊び方が変わることなど、実際例を通して、環境をどのように構成していくとよいのかを話した。