カリキュラムマネジメントが導入されたのは、教育の質を考えるためである。カリキュラムマネジメントを幼児期の教育ではどのように考えていったらよいのか、3つの側面と課題について整理した。
また実践を振り返るツールとして記録の重要性を述べた。いろいろな記録の様式があり、保育記録の書き方がある中で、自分のキャリアや用途に応じて、様式を選んで記録を書いてほしいと話した。
最後に、自分の日ごろの保育記録がどのような記録になっているのかを演習を通して明らかにし、簡単な保育エピソードのVTRから実際に記録を書いてみて、自分の子どもをとらえるまなざしを自覚したり、他の教員と話し合う必要性を実感したりしてもらった。記録を活用した研修の例や、記録を活用して実践を改善していった例などを紹介し、質の高い教育を実践していってほしいと話した。