保育現場における記録の今日的事情を話の糸口とし、保育記録はなぜ書かなければいけないのか、どのように書いたらいいのか、また、自分の保育記録を見直す方法について論じた。
保育記録が翌日の実践への評価反省となるためには、子どもの学びの履歴とともに保育者自身の振り返りも必要である。その両者を記録に残すこと、また、子どもの事実だけではなく、その姿の読み取り、次に経験してほしいこと、そのために自分がどのような環境を用意して援助するのかなど、記録に残すことで、質の高い保育実践を進めていくことができると述べた。