在宅看護学実習中に学生が体験した自転車事故およびヒヤリ・ハット事象について発生状況と背後要因を明らかにすることを目的とした。7名の学生にインタビューを行い、うち自転車と衝突しそうになった1事象を分析した。前を行く訪問看護師を見失うのではないかという焦りや心配、訪問看護師に追随して大丈夫だろうと減速せずに交差点を横断する過信、訪問看護師に迷惑をかけたくないという心情により、学生はリスクを低く見積もり不安全行動を取らざるを得ない状況があった。
共同発表者:其田貴美枝,尾崎章子,西崎未和, 笠原康代,御任充和子