レビー小体型認知症患者の家族介護者における生活の常態化(査読付)
日本看護科学会誌,33巻3号 Page91-99
レビー小体型認知症(以下DLB)患者の家族介護者が生活の常態化を体得する過程を明らかにすることを目的に、DLB患者の家族介護者11名に半構造的面接を実施し質的帰納的分析を行った。【鮮明な精神症状による翻弄】【状況の解釈的理解】【より自然であることへの対処】の3つの過程が抽出され、DLB患者の家族介護者の生活の常態化は、病状の進行に伴う不安定なバランスの中で安定した介護生活を維持するために、家族介護者が体得していくものと考えられた。Page91-99共著者: 西崎未和, 尾崎章子,村岡宏子