セルロース系天然繊維の放射光小角X線散乱
繊維学会年次大会2023年6月14日東京 タワーホール船堀村瀬浩貴,船城健一(東洋紡)
綿およびラミー の小角X線散乱(SAXS)による構造解析を継続して実施している。2022年秋季研究発表会にて綿繊維の乾燥過程での構造変化をSAXSで追跡した結果を報告した。その解析の精度を高めた結果を報告するとともに、リンタングステン酸などの水溶性重金属化合物を両繊維に浸漬した際のSAXSの変化からセルロース非晶層の構造について知見を得る試みについても報告した。