イオン液体で膨潤した綿繊維の構造と物性に関する研究
吉田愛里、村瀬浩貴、船城健一繊維学会年次大会, 2024年6月, 船堀(東京)
吉田愛里、村瀬浩貴、船城健一
綿は,乾燥時よりも水膨潤時の方が高い引張り強度を発揮することが知られている。この綿の特異な湿潤物性と構造との関係を明らかにすることを目的として研究を行っている。今回,綿繊維中の水をイオン液体で置換することを試みた。イオン液体で膨潤した綿の物性と構造を調べることにより,水膨潤状態との差を明らかにし,上記の特異な湿潤物性の理由を明らかにするための知見を得ることを検討した結果について報告した。