超高分子量ポリエチレンのパラフィン溶液のレオロジー測定を実施し、流動特性の濃度依存性を明らかにした。定常せん断流動下での粘度は、濃度のべき乗に比例し、そのべきは3~5という極めて大きな値を示した。さらに、高せん断速度領域での流動不安定現象は、流動下で発現する構造、例えば流動誘起相分離などに起因すると推定した。
担当部分:溶液調整など実験の一部を担当し、流動誘起構造とレオロジーの関係に関する考察を実施した。
著者:Yasuo Ohta, Hiroki Murase, Hiroshige Sugiyama, and Hiroshi Yasuda