語学教育の一環で、世界の社会事情をテーマとする授業を担当した。当授業は、メディアリテラシーや、自分の意見や考えを効果的に発信する能力といった近年の社会的な需要に対応すべく、コンピュータ、OHP、DVD機材といった複合機器の活用を特徴としている。主として学部1、2年生を対象に、前期は、コンピュータ上での英文の読解や執筆に慣れることに加えて、社会的な問題に関する情報の適切な収集方法についても、情報発信元の確認や複数の情報の比較を実践しながら学べるようにした。
後期は、学生が関心のある国の社会的問題を自ら選び、それに関する資料調査をもとにスライドを作成し、発表する時間を設けた。授業では、①図書館やウェブサイトを利用した適切な資料の収集方法と引用方法、②見やすく、人に伝わるスライドの作成方法、③聞きやすい発表方法について、実例を示しながら教授した。学生の発表の際には、教員と他の履修者によるフィードバックを行い、今後の発表に役立てられるようにした。