「戦後教育史の中の<不登校>思想と義務教育」(招待有)
『近代教育フォーラム』教育思想史学会
第25号
本稿では、不登校を「就学行動の形で現れた近代学校批判」として位置づけ、教育の受け手側からの就学回避行動全般を<不登校>として操作的に定義した。その観点から戦後教育史を描くことで、現象レベルの近代学校批判を歴史的に通底したものとして把捉し、新たな戦後教育史像を提起した。