「「復興小学校」の教育学的研究――大正・昭和初期の学校・建築と地域社会」(査読付)
東京大学大学院教育学研究科 課程博士論文
学校建築が木造から鉄筋コンクリート校舎へと転換する画期となった「復興小学校」を教育学的に分析し、学校建築と教育実践および地域社会との三者関係を解明した。その結果、社会変動期における多様な社会的要求が学校建築に反映していたこと、新教育思想が社会的な広がりをみせ、復興小学校にも多大な影響を及ぼしたことが明らかになった。また、復興小学校は地域の中心としての社会教育的施設という性格を有していた。