事例で学ぶ看護学シリーズ・事例で学ぶ精神看護学

メジカルフレンド社

精神看護実習を行う学生のケアプラン作成や看護の方向性を示す上で有用な本である。事例を読むことで、実際には経験がないが精神看護学がどういうものなのか初学者でも容易に学べるように記載されている。学生や現場の看護師が掲載されている事例を参考に看護計画を立てる一助となるように工夫されている。そして様々な看護の展開の方法を示していることも特徴のひとつである。
B5判　全171頁
編者：櫻庭繁
共著者：伊藤收、坂田三允、櫻庭繁、久保正子、粕田孝行
本人担当部分：Case4（pp94-100）、Case5（pp101-108）を単著で執筆した。
本書の担当箇所である「摂食障害の患者の看護」「血管性痴呆患者の看護」と「アルツハイマー病患者の看護」では、実際に臨床で受け持ちをしたケースについてアセスメントの方向性と患者ケアのコツなど看護過程の事例の展開をしながら詳細に記載した。また臨床で実際起きうる可能性の高い実例での事例をあげ、その対処方法なども記載するという点で工夫した。