認知症高齢者に対する音楽療法では、レクリェーションの時間を使い、入所者に対して音楽を聴かない群と音楽を聴いた群に分けて、音楽を聴く群には、童謡などの音楽を1日中部屋に流していた。その結果、日常生活における活動性の向上に効果がみられ、それまでレクリェーションに積極的に参加しなかった人も、音楽をかけるだけで手拍子をしながら歌を歌う光景がみられるようになった。認知症高齢を看護する上で、音楽を日常的に取り入れることの有効性が示唆された。
本人担当部分:この論文は第三著者として研究の立案・実験の実施・結果の考察・文献の調査・論文の作成の共同研究を行った。
共同発表者:M. Suzuki,M.Kubo,S. Sakuraba