日本は男女ともに世界一の長寿国となり超高齢化を迎えた。しかし、それに比例するように認知症の高齢者も増加が著しい。高齢者の増加に伴い介護保険国の負担が著しく、法の改正により在宅での介護の推進とデイケアの充実、介護予防のためのリハビリの充実などが促進されている。老人保健施設のデイケア利用者のうち、MMSEにより軽度の認知症と判定された者に、ビデオ回想法を実施しそれにより精神的健康度が高まったのか研究した。それによりいきいきと昔話をし、表情が豊かになりビデオ回想法の実施を楽しみにするものが増えた。スケールからも微小ながら精神的健康
度の上昇がみられ、他者との交流が深まる効果があった。
本人担当部分:この論文は筆頭著者として研究の立案・実験の実施・結果の考察・文献の調査・論文の作成の全般を行った。
共同発表者:久保正子、櫻庭繁