本研究では、すでに報告してある学習効果の排除をさらに改良を加え、原版を忠実に再現しながら文字・数値の配置方法の変化をつけることでさらに学習効果を排除することができたTMTコンピューター版となった。認知機能のうち前頭葉機能を測定する検査は数多く存在するが、測定者により測定時間がまちまちになり毎回同じ条件で測定できないなど検査としての問題である学習効果が少なからず存在する。より正確により再現性を示す検査方法としてそのため条件を統一できる方法としてコンピューターの意義は大きい。
pp.315-316
本人担当部分:この論文は筆頭著者として研究の立案・実験の実施・結果の考察・文献の調査・論文の作成の全般を行った。
共著者:M.Kubo、M.Okamoto