TMT-Aのデータが不良のグループは、認知機能の低下が著しいとの先行研究があり、実際本研究においてもTMT―Aでは、oxy-Hbにおいて特に有意差がみられた。
前頭葉の機能を測定する簡便な検査としてのTMTコンピューター版を用いて有用性と信頼性を研究した。TMT遂行中前頭部では、脳血流量が増加し、TMTコンピューター版実施中は、前頭葉両外側に顕著であった。それは、TMT実施中、NIRSにおいて両側前頭前野oxy-Hbは増加しdeoxy-Hbは顕著に減少した。
pp.190~191
本人担当部分:この論文は筆頭著者として研究の立案・実験の実施・結果の考察・文献の調査・論文の作成の全般を行った。
共著者:M.Kubo、M.Okamoto