脳卒中は、一般的に身体的に後遺症が残る、という強く認知されている疾患である。しかし、精神的にも大きな問題を残す疾患であることはあまり知られていない。
本研究では、脳卒中で入院中の患者に、心理検査を実施し、脳卒中の既往歴のある患者の精神的状態を調べた結果、うつ状態、抑うつ状態にある患者が多いことがわかった。回復後に退院した後も、うつ状態などが続く可能性があるため、訪問看護や保健師による家庭訪問における地域でのサポートにおいてこれらを念頭に置いた関わりの重要性がある。
pp.158-159
本人担当部分:この論文は筆頭著者として研究の立案・実験の実施・結果の考察・文献の調査・論文の作成の全般を行った。
共著者:M.Kubo、C.Arai,K,Hiroki