身体的ケアを行う看護の特徴としては、治療過程や看護ケアにおいて患者の性が心理面に与える影響のある行為が多数存在することである。陰部や乳房、下半身の露出などがあり、治療と羞恥心との葛藤において精神的苦痛を負うところが大きい。保助看法には、看護師の職務として医師の診療の補助があり、診療しやすいような体位や状態になることを患者側に強要するかたちであり、患者の精神的苦痛はどちらかというと後回しにされてきた経緯があり患者の権利意識の変化により精神的苦痛を取り除く検査や治療を行うことの必要性が迫られてきた。学生の頃より患者側の目線でのケアを思考できる教育の必要性を示唆した。 本人担当部分:この論文は指導的役割で研究の立案・結果の考察・文献の調査・論文の作成の共同研究を行った。
共同発表者:篠原百合子、磯野洋一、小野坂益成、五十嵐愛子、丸山昭子、藤川君江、原 政世、久保正子
pp.146-150