アルコール依存症の患者が増加しており社会問題化している背景には、社会情勢などの変化などからストレス社会となっている可能性がある。しかし、諸外国においての認識は、日本人は体格も小さく、性格的にも比較的大人しいと思われている傾向があり、世界を震撼させる凶悪事件も比較的少ないことから、日本人にアルコール依存症は少ないとの認識がある。諸外国に向けて日本の現状と対策を明らかにすることにより、わが国の問題に対する認識を変える契機となりうるであろう。 pp.12-23
編者:American Psychiatry Association
共著者:D. Milne, M.Matsushita, S.Sakuraba, M. Kubo
本人担当部分: (pp12-13)この研究は、共同著者としてデーター収集、論文執筆、文献検索などを実施した。