Psychiatric 　problems of the 　wives of alcoholic 　Patients with a 　high Suicidal 　risk.　　　(強い自殺念慮をもったアルコール依存症患者の妻の精神的問題)
「（査読付き）」

European Psychiatry

日本における自殺に至る要因のひとつとしてアルコール依存症が隠れているケースが散見される。過去の研究では、アルコール依存症の自殺率の高さは、うつ病の既往を示唆した研究が多い。しかし、本研究では、スケールを用いてうつ病の既往歴のないアルコール依存症の患者の自殺念慮の高さを明らかにした。その結果、アルコール依存症の患者は、うつ病の既往がなくても高率に自殺念慮を有するものが多く、さらに自殺念慮を強く有するアルコール依存患者の妻は、潜在的に嗜癖傾向や失感情症を有する傾向がみられ、それゆえ精神的健康度は低く何らかのケアが必要であることを明らかにした
pp.158～159
 本人担当部分：この論文は筆頭著者として
研究の立案・実験の実施・結果の考察・文
献の調査・論文の作成の全般を行った。
共著者：M .Kubo、S. Sakuraba、T. Komoda