彫刻における蓄積性についての考察
筑波大学芸術専門学群美術専攻 *卒業論文
彫刻表現における「蓄積」という要素に焦点にあて、「作者の制作行為の蓄積」と「その他の外的要因の蓄積」という2つの視点から、作例を挙げ考察を行ったものである。結論において「制作時の素材の抵抗感」や「作品における経年変化」などの、制作者が彫刻を実際に生み出す上で直面する「摩擦」のようなものが、彫刻作品の魅力を高める可能性を持っていると述べた。