アレルギー児サマーキャンプに参加した子どもの母親35名を対象に、キャンプで子どもに学んでほしいことと、キャンプで習得した知識や技術を子ども自身が日常生活で継続できているのかセルフケア行動の効果について明らかにすることを目的として、質問紙調査を行った。母親がキャンプで学んでほしいことは、【必要なケアの習得】【病気に関する知識と理解】【自立心の獲得】【協調性を養う】ことであり、キャンプ後に学んだと感じることは、【病気の受け止め】の変化が最も多かった。また、キャンプ5ヶ月後も、日常生活において必要なセルフケアが継続して行われており、特に食物アレルギーにおける食事の確認・調節においての効果が高かった。
〇田阪祐子・杉本晃子・仲屋未来・沢田潤子・ 小池桂子・菅原典子・高増哲也