・執筆者：生貝直人、大向一輝、木村麻衣子、高久雅生、谷口祥一、常川真央、鴇田拓哉、研谷紀夫、橋詰秋子、原田隆史、宮田洋輔
・編集：塩崎亮、宮田洋輔
インターネット時代における情報へのアクセスを支えるしくみについてさまざまな観点で概観した図書。
＜担当部分＞
第1部第5章 日本のメタデータ作成の動向（p75-p92）
＜担当部分の概要＞
インターネット時代における情報へのアクセスを支える仕組みについて、「メタデータ」と「ウェブサービス」の大きく2つに分けて、様々な角度から概観している。担当部分は、前者のメタデータに位置づけられる議論で、世界的な動きと歩調を合わせて変化している国内図書館におけるメタデータの作成環境について整理している。
現状をつかむために、日本で作成されているメタデータでおもに採用されているメタデータの記述規則や記述規則内のデータ項目を記録する際のよりどころとなるツール、具体的には日本の標準目録規則である『日本目録規則』（NCR）、目録の情報をコンピュータで処理できるようにした枠組みであるMARCフォーマット等について説明している。
また、取りあげた記述規則やツールにかかわる最近の動向、可能な限り今後の方向性についても述べている。
