学術論文

基本情報

氏名 鴇田 拓哉
氏名(カナ) トキタ タクヤ
氏名(英語) Tokita Takuya
所属 大学 文芸
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

発行又は発表の年月

2016/08

学術論文名

FRBRが果たした役割に対する再検討

単著・共著の別

単著

発行雑誌等又は発表学会等の名称

TP&Dフォーラムシリーズ:整理技術・情報管理等研究論集

第25号

開始ページ

3

終了ページ

10

概要

国際図書館連盟(IFLA)の報告書『書誌レコードの機能要件:FRBR(Functional Requirements for Bibliographic Records)』が図書館目録の領域に果たした役割について再検討を行った。FRBRで提示されているFRBRモデルは実体関連モデルで表現された概念モデルである。この点に着目すると、実体関連モデルで表現されているためにモデルの内容が理解しやすい一方で、モデルを構成する実体の解釈などさまざまな捉え方も可能であること、さらにその柔軟性がFRBRを題材とした多様な研究につながったことが確認できた。
 また、FRBRが刊行されてから20年近く経つが、RDAの策定や現在進行中である日本目録規則の改訂作業に見られるように、FRBRが現在も目録に関わる議論において非常に重要な役割を果たしてきたことも確認できた。そのほかにFRBRを題材とした研究の動向について整理した。