慢性病をもつ人の健康観を捉える病い感尺度の開発;循環器疾患患者を対象とした妥当性と信頼性の検討
第33回日本看護科学学会学術集会,大阪
慢性病をもつ人へのインタビュー結果から,普段は病気という感覚なく元気に生活しているが,受診時や症状の出現・増悪,新たな治療を開始する際に,病気であるという感覚が強くなることが明らかになった.このような感覚を病い感という概念で捉えることが慢性病をもつ人の健康を捉えるうえで重要であると考え,病い感という尺度を開発し,循環器疾患患者250名を対象に尺度の妥当性と信頼性の検討を行った.共同発表者:中野実代子,下司映一,福地本晴美