慢性疾患を持つ人の健康観:第2回慢性疾患とともに生活する人の健康を考えてみよう
健康概念の拡がりにより,非常にわかりにくく,健康の認識は個人によって異なり,保健医療の専門家であっても「病気のないことが健康」と認識している場合が少なくない.一方,疾病構造の変化により慢性病をもちながら生活する人が急増している.健康教育を行う保健医療の専門家と健康教育を受ける慢性病者の健康観の乖離は教育の効果を半減させると言われている.そこで,慢性病をもつ人にとっての健康について考察した.中野実代子
ナーシング・キャンバス