小児期・思春期に発症しキャリーオーバーした1型糖尿病者の療養行動に対する感情(査読付)
日本糖尿病教育・看護学会誌
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医療の発達に伴い小児期に発症した疾患をコントロールしながら成人となり生活を送っている患者が増加している.本研究では,1型糖尿病を小児期・思春期に発症しキャリーオーバーした患者が,成人へ移行する過程で療養行動にどのような感情を抱いていたのかを明らかにすることを目的とし,2名の女性に半構成的面接を行った.共通する感情には喜び・不安・怒り・苦しさがあり,これらの感情は,病気の受容に影響していた.共著者:中野実代子,穂坂真理