糖尿病をもつ人の健康観を捉える尺度の開発-元気感と病い感-(学位論文)
日本赤十字看護大学大学院看護学研究科2011年度
健康の認識は人によって様々であり,保健医療の専門家でも「病気のないことが健康」と認識していることが多い.一方,慢性病をもちながら生活する人が急増している.健康教育を行う保健医療の専門家とそれを受ける慢性病者の健康観の乖離は教育の効果を半減させると言われている.そこで,糖尿病をもつ人の健康観を捉える元気感と病い感の2つの尺度を開発し,信頼性と妥当性の検討および既存の健康尺度との関係を明らかにした.A4版 全133頁,中野実代子