糖尿病予測または診断能としてA1CとFPGを用いたこれまでの研究を系統的に総括し、この両者の診断能の比較を行った。解析対象は31研究であった。各研究のA1CおよびFPGに対する糖尿病診断(横断研究の場合)、発症(コホート研究の場合)に対する感度、特異度の統合値解析には階層統合ROCモデルを用いた。その結果、グリコヘモグロビンA1cが空腹時血糖に匹敵する糖尿病スクリーニング能をもつことが確認された。
担当部分:研究デザインの選定、研究背景文献の抽出および整理
共同発表者:児玉暁、堀川千嘉、平安座依子、菅原歩美、平澤玲子、谷内洋子、齋藤和美、田中司朗、大橋靖雄、曽根博仁