メタ解析を通じて、成人期の体重増加と2型糖尿病(T2DM)発症の数量的関係を検討した。24のコホート研究を解析対象として、体重増加群が、体重安定群に比べ、どの程度のT2DM発症リスクを持つかを検討した。29歳以前の体重増加について検討した研究では、T2DMリスクは、体重増加1 kgあたり7.4%と推定された。30歳以降の研究では、4 kgの体重増加を閾値としたT2DMリスクの上昇が認められた。
担当部分:研究デザインの選定、研究背景文献の抽出および整理
共同発表者:児玉暁、堀川千嘉、田中司朗、藤原和哉、由澤咲子、平澤玲子、伊部陽子、大橋靖雄、曽根博仁