乳製品摂取とメタボリックシンドロームの関連性についてメタ解析を行った。採用文献は11件であった。質的評価では、乳製品の高摂取群と低摂取群間において横断的研究でリスクの違いに有意差は見られなかったが、コホート研究で高摂取群に有意に発症率の低下が見られた。定量的評価では、コホート研究3件の解析により牛乳100mlの摂取量増加当たりメタボリックシンドローム発症リスクが2.1%低下した。
担当部分:研究デザインの選定、研究背景文献の抽出および整理
共同発表者:堀川千嘉、谷内洋子、菅原歩美、平澤玲子、飯田薫子、曽根博仁