糖進行性の神経・筋疾患患者に対する管理栄養士による栄養ケアの効果について、65歳以上の神経・筋疾患患者32名を対象とし、必要栄養量に対する摂取栄養量の充足率の変化を検討した。その結果、初診時から3ヶ月後までの間に3㎏以上の体重減少があった者は4名、1~3㎏の減少があった者は7名であった。3か月後に4名は体重の減少を示さなくなり、3㎏以上の体重減少を示した者は1名となった。初回評価時の充足率と比較した指導3回目の充足率は改善がみられた。管理栄養士の栄養ケアにより、患者の摂取栄養量は維持または増加することが示唆された。
担当部分:データ集計・統計解析分担
共同発表者:◎尾関麻衣子、菊谷武、田村文誉、須田牧夫、五十嵐公美、平澤玲子