2.β-ラクトグロブリンに対する血中抗体価と牛乳ならびにその加工食品の摂取歴の検討
第28回日本臨床免疫学会総会(東京)抄録要旨集 374頁
ヒトの血中β-ラクトグロブリン(β-LG)に対する抗対価と牛乳ならびにその加工品の摂取歴や現在の摂取状況との間の関連について検討した。その結果、牛乳又はその加工品を摂取後にアレルギー症状を起こしたことのある群では、ない群に比べてβ-LGに対する血中IgM抗体価が有意に高かった。また、β-LGに対する血中抗体価と乳児期の人工乳の摂取開始時期や母親の妊娠期の牛乳摂取量などの因子との関連性が示唆された。担当部分:データの解釈共同発表者:加藤千晶、細田智子、三戸夏子、高橋恵子、平澤玲子、佐藤和人