目標:
都市空間を俯瞰して捉え、その都市的構造、成り立ち、生活像をイメージし今日的問題を踏まえて、そこを新たにどうデザインを与えたら都市がより良くなっていくのかを考える演習形式の授業。対象の都市空間として、江東区深川地区や品川湾岸部、御茶ノ水駅周辺部等を設定した。授業では、対象区域についてのレクチャーをし、学生各自が街を歩き現地調査。そして1/1000で都市空間の模型をグループで制作する。その体験から各自で対象敷地を選定し、都市空間に良い変化を与えられるような機能を持つ空間を設計する。空間は外部空間でも建築空間でも良いが都市環境と関係性を有するものを提案できることを目標とする。
成果:
都市デザインについてや都市の成り立ち、歴史については他の講座でも同時に行っている。その中で、実戦的に都市を観て考える演習形式ゼミ形式の講義は、学生たちにとって、都市を生活とつながる生活像を具体的にイメージできるものとして理解できるようになった。グループで制作した1/1000の都市空間の模型は、つくる過程において、地図を読み、都市を考え、俯瞰して捉えられる力が身についた。同時に、グループ作業を行うことで、スケジュール管理、コスト管理、作業手順の効率化も学ぶことになった。そうした力を身につけた上で都市空間に新たな「場」を提案し、都市デザインとは何かを学ぶことができた。
期間:
教育技術嘱託時代 2010年4月1日~2015年5月31日
非常勤講師師時代 2018年4月1日~2019年3月31日