目標:
東京藝術大学取手校地内に学生一人一人が任意にサイトを設定し、実際に「人をおもてなしするための小空間」を設計、制作する課題。各自がサイト周辺の環境を読み込むとともに、人をおもてなしするとは何か、そのためにはどのような空間や仕掛けが必要かを検討し、設計に盛り込むことを目標としている。原寸で実際の空間を構築することで材料に関する知識、コスト管理、構造に対する洞察力も身につけることもできる。
成果:
学部一年生が大学に入学し初めて触れる設計課題として実際の空間を制作することは、机上だけではなく手や体を使い考えることで建築の目指す上での大きな意味を持つ。作品は、人に対するおもてなしとして視覚的な効果だけではなく、聴覚に訴えるものや揺れのように身体感覚そのものに訴えるようなもの等、様々な案がみられた。