福建省、江西省、広東省三省の省境地域の山間部に住みついた「客家」と言われる人々の生活と生活空間を実測による建築調査、生活道具の形体、使用状況の調査。社会学的視点からの調査など多領域からの視点でその世界を多くの図版を作成し紹介、報告している。およそ30年前から現地へ赴き、中国の民居の実測調査研究を行ってきた東京藝術大学中国民居研究グループの研究調査を基にした調査報告書である。著者は全体の編集を共同で行い、分担執筆として第3章「街と建築 -客家と関わりの深い街-」P197〜P213を担当した。また、書籍の中に掲載されている図版を共同で作成している。
参照:D10