本書は,製品原価計算の精緻化モデルを構築することを目的とする一連の研究の一環であり、その中で総合原価計算に焦点を絞り,「総合原価計算」の研究として体系的に示したものである。
本書のおいては,生産活動の実態を忠実に写像するという観点から20項目の総合原価計算の伝統的方法の問題点を体系的に提示し,それらの改善方法ないし解法を示している。
第1章 序説... 4
第2 章 総合原価計算の基本構造... 13
第3章 減損と仕損... 21
第4章 度外視法と非度外視法... 31
第5章 減損の測定方法(定点発生のケース)... 49
第6章 減損の測定方法(工程の終点に達するまで一定率で発生するケース)... 68
第7章 仕損の測定方法... 84
第8章 工程別原価計算の考察... 96
第9章 工程別原価計算システムの設計(T工業の事例研究)... 119
おわりに ...139