2 経営戦略の新展開
(目白大学経営研究所ライブラリー　第3巻)

冨山房インターナショナル

同経営研究所は、経営学の諸領域に関する斬新で啓蒙的な研究成果を公表することを目的としている。2007年にライブラリー第1巻『マーケティング戦略の意思決定』を公刊し、2008年に同ライブラリー第2巻『人的資源管理と組織設計』を公刊している。
全411頁
編著：片岡洋一
共著者：今林正明、鈴木 辰治、寺崎 克志、山田 恵一、 近藤 弘毅、小泉理絵、井岡大度、谷和久、飯田富彦、広原雄二、片岡洋人、岩田悦之、小泉友香、向田靖、桜井茂夫
本人担当部分：「第13章　動的ＣＶＰ分析の新展開(pp327-347)」を担当
本論文は、従来の短期的な利益計画目的のＣＶＰ分析を拡張し、変化する原価構造の状況を可視化できる中長期の時間の概念を導入した3次元空間の動的CVP 分析図を提案し、具体手に数値例により示している。この方法によると事業拡張及び事業縮小，新製品の開発導入，Ｍ＆Ａ実施等による事業構造の変化後，原価構造、利益構造等の経営状況がいかに変化するのかを時間の経過を追って理解することができる。