本書の原著は、英国の女性教育運動家であったEmily Davies (1830-1921)が1868年に英国の社会科学振興全国協会 (NAPSS))の第12回年次大会にて、“Some Account of a Proposed New College for Women” (女性のために提案された新しいカレッジに関する若干の報告)として、従前より進めていた新たな女子大学の創設への支援を強く訴えた際の講演録であり、本書はその復刻と本邦初の全訳である。
日英の女性教育の発展の考察に貴重な史料である。
本書は大学・短期大学の商学部、経営学部、ビジネス学部等の女子学生向け教養書として用いることを主な目的としている。
本学では、ゼミナール(3年次)で使用予定である。