10 「減損が発生する生産活動を対象とする総合原価計算」
2010年度海外協定校相互間における学術交流 (於:米国Clarke University)
減損が発生する生産活動を対象とする伝統的な総合原価計算においては、減損の完成品換算数量の概念と計算方法が明確にされておらず、進捗度の概念も十分に議論されていない。そこで、①工程原価構成図・完成品換算数量図を用いる減損原価の計算方法,②材料が工程始点投入,一定点の減損発生点に達成する前の期末仕掛品の完成品換算率は1であるとされているが,これは正しくないこと, ③減損の消費数量から完成品換算量への変換方法を提案した。(単独発表)