「原価計算における仕損、減損、作業屑および副産物の取扱いに関する研究（SDGs目標12に関連して）」

2022年度　共立女子大学総合文化研究所　研究助成報告書

研究目的①
　SDGsが謳う理念が広範かつ多大に抽象的であるところ、会計学の学術研究領域でのSDGsへの取り組みについてその最新動向を把握し、新進気鋭の研究者の登竜門とされるSocial Science Research Network (SSRN)に掲載されている近時の学術論文からSDGs目標12に関するものを抽出し、これらをテキストマイニングの手法により分析することにより、会計学領域で今後主流となり得る学術的論点・テーマを見出す。
研究目的②　
　米国ハーバード大学MBA等の教育現場で広範に使用されている会計学のテキスト最新版を揃え、それらにおいて研究目的①で見出された学術的論点・テーマが、現状どの程度、どのような形で学部・修士課程の学生向け教材に採用・導入されているかを分析し、本邦における会計学教育の基盤整備・拡充の手がかりを求め、もって本学の教育への還元を目指す。