学会発表12(後掲)の研究報告要旨集である。
本人担当部分:「総合原価計算の基礎構造と諸問題」
総合原価計算の伝統的方法は、期首仕掛品原価、製造原価を完成品原価と期末仕掛品原価に配分する方法としてFIFO、平均法を適用し,度外視法ないし非度外視法を適用する方式として説明され、製造原価が直接材料費と加工費に2区分される方法を用い,完成品換算量にもとづく製造原価の配分方法が一般的に採用されている。しかしその根拠と方式は詳細に検討されてはいない。そこで本報告は総合原価計算をめぐる諸問題17点を提示しその解決法もしくは改善案を示した。