2 「製品原価計算と目的適合性―特に製造間接費配賦に関連して―」
日本管理会計学会 第2000年度 第3回フォーラム (於 琉球大学)
本来の製品原価は、原価計算制度上の期間原価の概念に対するものであり、仕掛品および製品の取得原価を意味し、販売されることにより売上原価として費用化されるまでは棚卸資産の原価であるが、この概念を拡張し、種々の利用目的に適合する「目的適合的な多重製品原価の概念」を提示し、さらに、製造間接費に焦点をあて活動基準原価計算の考え方を導入した新しい製造間接費配賦計算モデルを提案した。本人担当部分:全部共同発表者:小泉友香、片岡洋一