3 「製品原価計算の諸問題」
日本管理会計学会第2001年度第3回フォーラム(於 早稲田大学)
要素別原価計算、部門別原価計算、製品原価計算の諸問題を18箇所提示し、特に製品原価計算について可能な範囲でその解決法を示唆した。たとえば、要素別原価計算の問題においては、労務費は賃率を決定するために、通常、就業時間で除したものを用いるが、これは取得原価を取得数量で除して単価を計算する方式と整合性があるとはいえない。原価計算理論上、企業が取得した作業者の労働用役量で除するべきであること等を提案した。(単独発表)